繊細さと脆さは、同じような文脈で語られることがあるが、
お互い全くの別物だ。 何かを敏感に感じ取ること。 例えば、身体に広がる痛み。 その流れに神経を浸し、じっとそれと対峙する。 心も、身体。 他人によって発せられた言葉に、それは些細なことであっても、抉られたような痛みを受けることがある。 だからこそ見える景色。 だからこそ辿る道がある。 痛みとは、一人の人間が、初めて口にした言語。 誰にも通じることのない、自分だけの形を持っている。 独りという場所から、独りという場所へと戻っていく。 個が創り出す、一つの宇宙。 だからこそ、人に伝えるべきなんだ。 孤独というものは、ひとの元へと帰る一つのポイントだ。 痛み。 僕はここに、生き物が持つ本質があるように思えてならない。 そう、つまり、何故、僕らは生きるのか。 繊細さと脆さは、全くの別物だよ。
by wet-voice
| 2013-06-03 12:34
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